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「アイデアを脳に思いつかせる技術」を読んでみて。 [読書]

私はものを考えるのが苦手だ。

どうしようかと考えているようで、何も考えられない。悩むことに悩んでいる、というような感じで、頭の中で堂々巡り。

「●●ということは△だから、■■しなければいけない」なんて効率的に考えられない。私の思考を言語化すると、「う~ん、どうしよ~、困ったな~、何かいいアイデアないかな~」という感じで、具体的に何かを考えているわけではなく、困った困ったと愚痴を言っているだけのようなものだ。

そんな私が、こんな本と出会った。
アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社プルスアルファ新書)


アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社プルスアルファ新書)

アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社プルスアルファ新書)

  • 作者: 安達 元一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/01/22
  • メディア: 新書


この本はどんな本かというと、
「強制的に頭の中からアイデアを思いつかせる技術」
について書かれた本だ。

著者である安達さんは、日々、斬新なアイデアを求められる放送作家。「ダウンタウンのガキの使い」や「スマスマ」「ぐるナイ」「踊る!さんま御殿」など数々のヒット作を飛ばしている人だ。

この本の面白いところは、本の参加者がこの著者だけではないところ。
アイデア発想技術の理論的な部分において藤本准教授という情報デザイン論の専門家先生がついていて、紹介されるアイデア発想技術についてイチイチ解説してくれる。

これだけではない。

紹介される各アイデアを、一般のビジネスパーソンたちが実際に使ってみて、その事例(回答)や感想まで書いてあるのだ。

つまり、アイデアマンとして実績のある著者がアイデア例を紹介、一般人が実践、専門家の先生が解説、というように三者が参加し、うまい具合に補完している。

昔、SWOT分析などをビジネス書で初めて目にしたとき、分析方法などは紹介されているのだが、しかし実際にどう使っていいのかがわからなかった。この本では実例も書かれているので、そういうことが起きにくい。


本書の構成について書いておこう。

まず第1章では、よく使われている9つの発想技術について紹介している。次のようなものだ。
・しりとり法
・シックスハット法
・マンダラート法
・ブレイン・ライティング法
・なぜなぜ五回法
・マインドマップ法
・等価交換法
・オズボーンのチェックリスト法
・NM法
それぞれを安達さんが紹介し、一般人が使ってみて、藤本先生が解説する、という流れだ。
上に挙げられている方法は、有名なものが多い。「なぜなぜ」はトヨタで有名だし、マインドマップなんかは関連書籍がたくさん売られている。

なお、本書は非常に丁寧な作りになっているが、かと言って完璧に上の手法を習得できるかというと、それはわからない。例えばマインドマップなんかは習得するための数日間に及ぶ講座があるくらいなので、本質的に使いこなせるかというと少し疑問かもしれない。

しかし私としては、アイデア発想のために脳を刺激する、という位置づけに置いて細かい部分はスルーすることにした。

第2章は日々の生活で気づきを促すための4つの方法(細かく分類すると13の方法)。例えば普段通らない場所を通ったり、いつも接しない人と接したり、ということをやり、いつもと異なる気づきを集めるというもの。

第3章では、著者と藤本先生が考案したという「セレンディピティFA法」を使って、実際にアイデア発想を行う。

第4章では、お題を2つ出されて、「セレンディピティFA法」を使って企画を立てる、ということを行う。

本書の中心は「セレンディピティFA法」だ。これは中々興味深い手法で、第2章に紹介されているような「気づきを集める」ところから始まり、集めた気づきをどんどん分類したり繋げたりして斬新なアイデアへと昇華させる。
私たちは先入観や前提といった枠組みにとらわれて思考に壁を作ってしまいがちだが、この手法は、できるだけ自由に、潜在意識を刺激して発想しようという感じ。私の頭の中なんでかなり前提条件で凝り固まっているので、やってみて楽しかったよ。

ただ「セレンディピティFA法」をやろうと思うと1週間くらいは必要なので、効果のほどはまだわからない。なにせ読み終えたばかりなので。

ただ、思うにこういった発想法というのは、“これ”というものがあった場合、ガッツリと学んだ方がいいと思う。例えばこの手法の講座などがあり、実際に習うことができるのであれば、参加者の多様な実例を見ることができるし、刺激も受けられる。ノウハウを蓄積した講師からも有益なアドバイスをもらえるだろう。著者の安達さんは講師的なこともしているということなので、おそらくこの手法も講座コンテンツとして持っていると思う。興味を持って、余裕のある人は、著者に講座を依頼するのもアリだと思う。
言っておきますが、私は著者及び関係者一切の知り合いではないし、ステマではないですよ。ノウハウを習得するということは、そういう方法の方が最終的に効率的だと考えているだけ。


さて。
第1章に紹介されていたアイデア発想技術を試してみるだけでも、本書を買った価値があったと私は思っている。「しりとり法」とか「マンダラート法」とか「等価交換法」とか、やってみると面白い。普通に考えているだけでは出てこない発想が生まれた!


アイデアというのは、企画の第一歩に過ぎない。企画を実現可能なものにブラッシュアップして、作り上げていくのは何倍もの努力が必要だ。しかし、それでも発想が第一歩であることには違いない。これがなければ何も始まらない。

この本、今後も繰り返し使ってみたいと思う。
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