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それは何教だ? [読書]

最近読んだ本。

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

  • 作者: フリードリッヒ・ニーチェ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: 新書


この著者はB層関連本で有名な適菜 収さん。

日本をダメにしたB層の研究

日本をダメにしたB層の研究

  • 作者: 適菜 収
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 (講談社プラスアルファ新書)

ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 適菜 収
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/20
  • メディア: 新書


ニーチェのアンチクリストを現代語訳・・・ではなくほぼ超訳した本です。

かなり辛辣な書き方なので、クリスチャンではない私は、キリスト教徒の人には悪いが、面白く読めた。B層関連本も、同じく辛辣な書き方。
別の著者で昨年話題になった「中国化する・・・」もそうだが、こういった辛辣な書き方で話題を集めるのは、いわゆる炎上マーケティングの一種なのだろうか。

中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史

中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史

  • 作者: 與那覇 潤
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/11/19
  • メディア: 単行本


さて、冒頭の「キリスト教は・・・」を読んで、そうだよな~とつくづく思ったのは、次のようなkと。

誰もイエスのやったことを実践していない。


キリスト教に限らず、例えば仏教もそうかもしれない。
シッダールタ(お釈迦様)と同じような生き方をしようとはしない。ガンジーと同じような生き方をしようとはしない。

考えてみれば、そうだよな。
イエスも仏陀も、それはきっかけで、弟子たちは次の段階へと歩みを進めてしまう。そこに留まることはしない。

のかもしれない。
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「アイデアを脳に思いつかせる技術」を読んでみて。 [読書]

私はものを考えるのが苦手だ。

どうしようかと考えているようで、何も考えられない。悩むことに悩んでいる、というような感じで、頭の中で堂々巡り。

「●●ということは△だから、■■しなければいけない」なんて効率的に考えられない。私の思考を言語化すると、「う~ん、どうしよ~、困ったな~、何かいいアイデアないかな~」という感じで、具体的に何かを考えているわけではなく、困った困ったと愚痴を言っているだけのようなものだ。

そんな私が、こんな本と出会った。
アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社プルスアルファ新書)


アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社プルスアルファ新書)

アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社プルスアルファ新書)

  • 作者: 安達 元一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/01/22
  • メディア: 新書


この本はどんな本かというと、
「強制的に頭の中からアイデアを思いつかせる技術」
について書かれた本だ。

著者である安達さんは、日々、斬新なアイデアを求められる放送作家。「ダウンタウンのガキの使い」や「スマスマ」「ぐるナイ」「踊る!さんま御殿」など数々のヒット作を飛ばしている人だ。

この本の面白いところは、本の参加者がこの著者だけではないところ。
アイデア発想技術の理論的な部分において藤本准教授という情報デザイン論の専門家先生がついていて、紹介されるアイデア発想技術についてイチイチ解説してくれる。

これだけではない。

紹介される各アイデアを、一般のビジネスパーソンたちが実際に使ってみて、その事例(回答)や感想まで書いてあるのだ。

つまり、アイデアマンとして実績のある著者がアイデア例を紹介、一般人が実践、専門家の先生が解説、というように三者が参加し、うまい具合に補完している。

昔、SWOT分析などをビジネス書で初めて目にしたとき、分析方法などは紹介されているのだが、しかし実際にどう使っていいのかがわからなかった。この本では実例も書かれているので、そういうことが起きにくい。


本書の構成について書いておこう。

まず第1章では、よく使われている9つの発想技術について紹介している。次のようなものだ。
・しりとり法
・シックスハット法
・マンダラート法
・ブレイン・ライティング法
・なぜなぜ五回法
・マインドマップ法
・等価交換法
・オズボーンのチェックリスト法
・NM法
それぞれを安達さんが紹介し、一般人が使ってみて、藤本先生が解説する、という流れだ。
上に挙げられている方法は、有名なものが多い。「なぜなぜ」はトヨタで有名だし、マインドマップなんかは関連書籍がたくさん売られている。

なお、本書は非常に丁寧な作りになっているが、かと言って完璧に上の手法を習得できるかというと、それはわからない。例えばマインドマップなんかは習得するための数日間に及ぶ講座があるくらいなので、本質的に使いこなせるかというと少し疑問かもしれない。

しかし私としては、アイデア発想のために脳を刺激する、という位置づけに置いて細かい部分はスルーすることにした。

第2章は日々の生活で気づきを促すための4つの方法(細かく分類すると13の方法)。例えば普段通らない場所を通ったり、いつも接しない人と接したり、ということをやり、いつもと異なる気づきを集めるというもの。

第3章では、著者と藤本先生が考案したという「セレンディピティFA法」を使って、実際にアイデア発想を行う。

第4章では、お題を2つ出されて、「セレンディピティFA法」を使って企画を立てる、ということを行う。

本書の中心は「セレンディピティFA法」だ。これは中々興味深い手法で、第2章に紹介されているような「気づきを集める」ところから始まり、集めた気づきをどんどん分類したり繋げたりして斬新なアイデアへと昇華させる。
私たちは先入観や前提といった枠組みにとらわれて思考に壁を作ってしまいがちだが、この手法は、できるだけ自由に、潜在意識を刺激して発想しようという感じ。私の頭の中なんでかなり前提条件で凝り固まっているので、やってみて楽しかったよ。

ただ「セレンディピティFA法」をやろうと思うと1週間くらいは必要なので、効果のほどはまだわからない。なにせ読み終えたばかりなので。

ただ、思うにこういった発想法というのは、“これ”というものがあった場合、ガッツリと学んだ方がいいと思う。例えばこの手法の講座などがあり、実際に習うことができるのであれば、参加者の多様な実例を見ることができるし、刺激も受けられる。ノウハウを蓄積した講師からも有益なアドバイスをもらえるだろう。著者の安達さんは講師的なこともしているということなので、おそらくこの手法も講座コンテンツとして持っていると思う。興味を持って、余裕のある人は、著者に講座を依頼するのもアリだと思う。
言っておきますが、私は著者及び関係者一切の知り合いではないし、ステマではないですよ。ノウハウを習得するということは、そういう方法の方が最終的に効率的だと考えているだけ。


さて。
第1章に紹介されていたアイデア発想技術を試してみるだけでも、本書を買った価値があったと私は思っている。「しりとり法」とか「マンダラート法」とか「等価交換法」とか、やってみると面白い。普通に考えているだけでは出てこない発想が生まれた!


アイデアというのは、企画の第一歩に過ぎない。企画を実現可能なものにブラッシュアップして、作り上げていくのは何倍もの努力が必要だ。しかし、それでも発想が第一歩であることには違いない。これがなければ何も始まらない。

この本、今後も繰り返し使ってみたいと思う。
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ビジネス書、作者のその後 [読書]

最近、昔読んだビジネス書を再読している。

部屋の、主に書棚の整理をしようと思って片付けていると、ついつい読んでしまうのだ。
軽めのビジネス書に書いてある内容は、案の定、すっかり忘れてしまっている。今読むと陳腐すぎて読めない本も少なくない。

さらに面白いのは、話題になったビジネス書の作者のその後だ。

本を出版し、しかも自らの成功体験をもとにその知識を書こうというくらいだから、さぞかしビジネスも安泰のことだろう・・・かというと、そうでもない。

有名な評論家、経営者、コンサルタントのその後の転落・・・。

増田俊男の2007年大予測 空前の内需拡大バブルが始まる!

や、
投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

のように、超有名な実力者が逮捕されたり訴訟されたりという事例も少なくない。

増田俊男の2007年大予測 空前の内需拡大バブルが始まる!

増田俊男の2007年大予測 空前の内需拡大バブルが始まる!

  • 作者: 増田 俊男
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: 単行本



投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

  • 作者: 木村 剛
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本


最近では、といっても少し前だが、
千円札は拾うな。

で有名な 安田佳生社長の会社が倒産した。

千円札は拾うな。

千円札は拾うな。

  • 作者: 安田 佳生
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2006/01/20
  • メディア: 単行本



私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日

  • 作者: 安田 佳生(やすだ よしお)
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/02/28
  • メディア: 単行本


この会社は社内にバーがあったりビリヤード台があったりと、独自の経営哲学に基づく新進気鋭のベンチャーとして有名だったと思うが、内実は相当、いい加減だったようで、そのいい加減さを赤裸々に吐露する
私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日

を読むと、この社長を憎みきれないと同時に、大丈夫だろうかと心配になる。

先日、私の知り合いが意気揚々と1冊の本を片手に、すごくいい節税の本を読んだから、お前にも貸してやると持ってきた。「その著者は先日詐欺で捕まったよ」と私は答えた。ブックオフで100円本しか買わないような人は、著者のその後について気をつけたほうがいい。

ちなみに、私は歴史関係が好きなので、こんな本も読んでいた。

ー眠れる資材を有効活用するためにーこれからは歴史で稼ぎなさい!

本が発売されたのが2009年。
著者の名前や会社名で検索してみると、会社の方は倒産していた。
他のお店(会社)やブログなどを見ても、動いているのか動いていないのか、よくわからない。

ー眠れる資材を有効活用するためにーこれからは歴史で稼ぎなさい!

ー眠れる資材を有効活用するためにーこれからは歴史で稼ぎなさい!

  • 作者: 渡辺 康一
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2009/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


奇策では長期間の成功は難しいのかもしれない。
歴史がそう証明している。

誰かが言った。

「人生は限られている。時間を無駄にしないためにも、長い間人々の批評に耐え残ってきた古典を読むべきだ。」

確かにそうなのかもしれない。
人生は有限なのだ。

しかし、念のため、上の言葉を言った人のその後を調べておいたほうがいいかもしれない。
詐欺で捕まっていたらどうしよう。
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生きにくい世界 [読書]

私は歴史などが好きなので、どうしても経済優先の考え方には否定的な態度を示してしまう。

道路やマンションを建築するために消された寺社、古墳、景観などは数知れない。土地が削られれば、そこの歴史も削られる。古いものが消えてしまうことは、仕方のないことだ。私の住んでいる場所にだって、かつては何かがあり、何かがあった場所の上に私たちは暮らしている。

だけど、気持ちとして、消えてしまった神社や古墳について残念に思う。残せるのであれば、残して欲しかった。

という感じで、経済が加速して新しいものが古いものを駆逐してしまうよりは、新旧が共存していける、ゆっくりとした社会の方が望ましいと考える。

ところが、現実はそんな簡単なものではない。

経済が成長しなくなって久しいが、パイの広がらない社会というのは、とんでもなく息苦しい。

国力に限りが見えたとされるやいなや、隣国は態度を強行に打って出る。領土をめぐるイザコザが頻発する。将来の先行きが暗いとうな垂れ、税金や社会保険など負担ばかりが増えていく。
しかし、収入は一向に増える気配がない。

好調な企業は外に出て、グローバル化の世の中にあっては、企業業績と(国内)社員への還元は、必ずしも比例しない。


最近とみに感じる。
なんて息苦しい世の中だ、と。
色々なことの不安がわたしを襲う。

この原因を、「経済が縮小しているため」と私は思っているが、しかし必ずしもそれだけとは限らないかもしれない。


ともかく、私は今この時代に、うまく適応できていないのだと思う。

適応するためのプログラムをダウンロードしなければいけない。

「アップデートします」

そんなつもりで、今、この本を開いている。

なぜこんなに生きにくいのか (新潮文庫)

なぜこんなに生きにくいのか (新潮文庫)

なぜこんなに生きにくいのか (新潮文庫)

  • 作者: 南 直哉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/09/28
  • メディア: 文庫


仏教の、特に日本の仏教ではなく1人の人間としてのシッダールタ(お釈迦様)の考え方は、生きることを考える上での良いソフトウェアではないかと、漠然と考えていた。
その関係で、何冊か仏教系の本を読むことがあったのだが、以前たまたま南 直哉さんの本を読んだことがあり、更にたまたま書店で本書を目にし、購入することにした。

「なぜこんなに生きにくいのか」というタイトルの言葉そのものに引き寄せられた。

南 直哉さんの文章と考え方が、私にはしっくりくる。
今日から読み始めたばかりで、まだ第1章しか読んでいないが、買ってよかったと実感する。南 直哉さんの本を読んだのは、これで2冊目だ。

1冊目は以前このブログでも紹介した、「恐山」。
恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)

恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)

  • 作者: 南 直哉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/04/17
  • メディア: 新書


そして、この2冊目を序盤まで読んだところで確信した。

この人の本は、全部読もうと。
私にとって、必要な本だ。

「なぜこんなに生きにくいのか」。
そう感じている人には、ぜひ読んで欲しい本だ。
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日本人とは何かを考えつつ、「神道はなぜ教えがないのか」を読む [読書]

私たち日本人は、自分たちで思っている以上に、自分たちのこと、日本のことを知らないのではないかと思う。

井沢元彦さんだか山本七平さんだか忘れたが、それは私たちが侵略された経験がないため、というような事を言っていた気がする。つまり、私たちは自分たちが何者であるか、日本人とは何であるかを説明する必要なく、ここまでやってきた。空気を読む、阿吽の呼吸、言わずとも察しろというのは、同じ文化を共有していないとできない。
私たちはそれらを説明する手間を省いている。

なぜ初詣に行くのか。
初詣で、神社に行く人と、お寺に行く人とがいるが、その違いは何なのか。
なぜ無宗教の人が、そのような宗教施設(?)に行くのか。

無宗教であっても、子どもが生まれればお宮参りに行くし、七五三にも行く。
家族がなくなれば、結構なお金を出して、お墓も建てる。法事もする。火葬だけして骨の残りは棄てる、なんてことは、例え無宗教であってもしない。

それだけ神社やお寺と縁があるのに、それでは神社とは何か、神道とは何かと聞かれると、説明が難しい。

我々は我々を説明できない。

最近では、お宮参りや七五三で、お参りに行かないという人も増えてきた。
初詣に行かない人も、ある程度の割合でいるのではないか。
お米よりももっぱらパン食で、お茶よりもコーヒー。
着物なんて来たことがないけれど、クールビズの時にはアロハシャツを着る。
ハロウィンパーティーでは仮装してはしゃぎ、クリスマスを人生の一大イベントと位置づけ、バレンタインデーにはドキドキする。

「お正月にお餅を食べる理由?食品メーカーの陰謀だよ」
「七夕?ああ、お願い事をするイベントでしょ?」
「お盆とお彼岸って、お中元とお歳暮と同じくらい、紛らわしいよな」

更に文字は絵文字を多用し、話し言葉がローラさんのようになったら、それは日本人と言えるのだろうか。



国籍が日本なら日本人か。

日本人とはなんだ。

という問題意識を念頭に持ち、今この本を併読しています。
神道はなぜ教えがないのか (ベスト新書)

神道はなぜ教えがないのか (ベスト新書)

神道はなぜ教えがないのか (ベスト新書)

  • 作者: 島田 裕巳
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2013/01/09
  • メディア: 新書


私は神社まわりを結構していますが、それでも神道とは何かと聞かれると、答えがスラスラ出てこない。私たち日本人との関わりが古く、身近であり、その数はコンビニよりも多い神社。

意外に考えたことが少なく、知らないことが多い。

神主はいらない、という章がある。
「葬式は、いらない」を書き、議論を巻き起こした著者だけに、次回はこのテーマについてもっと突っ込んで書いて欲しい。

新書で読みやすく、おすすめだ。歴史好き寺社仏閣好きであれば知っていることは多いが、それでも新たな問題を自分に提起する上で、非常に良い本だと思う。

約220ページある。そのうち、現在150ページまで読み途中。
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歴史の闇に葬られた事件-小生瀬の一村亡所、農民虐殺の事件を読む [読書]

常々、読んだ本についてはこのブログで紹介しようと思いつつ、忘れてしまう。
理由は、1冊読み終わると別の本を読み始めて夢中になってしまい、読み終わった本について書こうというモチベーションが少なくなるからだ。


ということで、鉄は熱いうちに打て

読み途中でも書く事にしよう。

今読んでいるのは、この本だ。

神無き月十番目の夜 (小学館文庫)

神無き月十番目の夜 (小学館文庫)

神無き月十番目の夜 (小学館文庫)

  • 作者: 飯嶋 和一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/12/06
  • メディア: 文庫


この本は、ハードカバーであれば10年以上前に出された小説である。この本に出会ったのは次のような経緯である。

最近ふとしたきっかけで、「怒る富士〈上〉 (文春文庫)」を読み直した。それはこのブログでも紹介した。
・今だから読む。富士山噴火と災害復興の物語。

「怒る富士」は、現在、私の猛烈おすすめ中の本の1冊であり、面白い上にタメになるので是非読んで欲しいのだが、この小説の中に“亡所”という言葉が出てくる。


亡所とは、戦乱や災害などで人が住めなくなってしまった所のことを言う。
上記「怒る富士」では宝永の富士山噴火により、被害を受けた村々が幕府によって“亡所”とされ、いわば見捨てられた地、見捨てられた民となり、追い詰められていく姿が描かれている。これは最近で言えば福島の原発事故にあった地域が当てはまるのではないか。

ともかく、私は“亡所”という言葉が気になり、過去にそのように亡所とされた事例があるか調べようと思い、まずは気軽にググッてみた。

そこで知ったのが、この「神無き月・・・」の舞台となった、小生瀬村の百姓一揆あるいは農民虐殺という事件である。

公的な資料には残されず、僅かな伝承のみが残るこの事件は、一村皆殺しという壮絶な内容だ。徳川が天下を治める過渡期に起こったこの事件。

この伝承をもとにして書かれたのが、「神無き月・・・」なのだ。


私は今回初めて同書を手に取り読んだわけだが、この本とタイトルには見覚えがあった。うろ覚えだが、ハードカバーが発売された当時、それなりに話題になったのではないか?本書は1602年が舞台なので、歴史小説という範疇に入ると思うのだが、当時の私は本書をミステリー小説かと思っていた。当時の私は歴史小説を読まず、小説といえばミステリー小説ばかり読んでいたので、そんな私が知っているということは、きっとミステリー系の書評などでも評価され取り上げられていたのだと思う。


さて、本書はとても重厚な小説だ。
時代小説といって、わかりやすい侍や忍者が出てくるわけでもなく、そして凄惨な事件をもとにしているので、作品に漂う空気は重く、暗澹たる気持ちの中で本書を読み進めることになる。

と言ってもどんな本か想像できないと思うので、文庫の裏表紙に書かれているあらすじを紹介しよう。

慶長七年(1602)陰暦十月、常陸国北限、小生瀬の地に派遣された大藤嘉衛門は、野戦場の臭気が辺に漂う中、百軒余りの家々から三百名以上の住民が消えるという奇怪な光景を目の当たりにする。 いったいこの地で何が起きたのか? 嘉衛門はやがて、地元の者が「カノハタ」と呼ぶ土地に通ずる急峻な山道で、鳥や野犬に食い荒らされるおびただしい死体を発見した。 恭順か、抵抗か-体制支配のうねりに呑み込まれた土豪の村の悪夢。長く歴史の表舞台から消されていた事件を掘り起こし、その「真実」をミステリアスかつ重厚に描いて大絶賛された戦慄の物語。」

大絶賛された、とあるが、その評価は適切だと思う。
アマゾンのレビュを見ても、かなりの高評価だ。
↓ ↓ ↓
神無き月十番目の夜 (小学館文庫)

約420ページ。
序章から始まり、第三章まである。

冒頭で書いたとおり、現時点で私はまだ読み途中である。現在、第二章。128ページまで読みすすめている。まだ3分の1に届かない。

最後まで読み、そして『「隠れ里」の惨劇』という川村湊さんの解説を読むのが楽しみだ。


歴史の闇に葬られた事件。
歴史好き、伝承好きには特におすすめしたい。
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魚舟・獣舟 [読書]

久しぶりにSF小説を読んだ。

SF小説というのは、SF小説ファンでない場合、なかなか手を出しにくい。映画などであれば馴染みがあるが、小説の場合は何か、少し隔たりがあるように感じる。

まず難しい単語が次から次へと出てきそうだ。科学用語、専門用語、なんとかの理論・・・。それらの言葉を覚えたからといって、実生活で役に立つ機会もなさそうだ。

また、最近の小説は雑学というか、小ネタというか、何かしらの「へぇ~」がある。それがSF小説の場合だと、突拍子がなさすぎたり、あまりに現実離れしていたり、或いは事実なのか空想なのかの判断すら素人にはつかない。

更に、私の場合はSF小説というと、イコール宇宙というイメージがある。スターウォーズを連想し、その連想のつながりの中には何故か宇宙戦艦ヤマトやガンダムなどが、脇の方でちらつく。そして私は特に宇宙に興味はないし、残念なことにヤマトやガンダムもそんなに好きではない。

そんな私なのだが、今回読んだSF小説は、まったくの衝動買いだった。

魚舟・獣舟 (光文社文庫)

魚舟・獣舟 (光文社文庫)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/01/08
  • メディア: 文庫



魚舟・獣舟 (光文社文庫)

これは上田 早夕里さんとうい作家の、短編集だ。
6つのお話が収められている。

1つめの作品「魚舟・獣舟」を読んで唸り、2つめの作品「くさびらの道」を読んで驚愕した。3つめの「饗応」を読んで頭の中に?マークがあがり、4つめの「真朱の街」を読んで惚れた。5つめの「ブルーグラス」を読んで肩透かしをくらい、最後の「小鳥の墓」を読んで私は囚われた。

読んでまず思ったのは、
「こいつは凄い作品だ」
ということ。
どうしてこの分量(ページ数)で、これだけ深い作品をつくれるのか・・・。本当に不思議だ。このペースで作品を作り続ければ、日本を代表する作家になるのではないか。海外にも通用する作家である。


私はこれまで、この作家の存在を知らなかった。

本書を手にしたきっかけは、書店に平積みされている同作者の「華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)」という本に引かれたことだった。

華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)

華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/11/09
  • メディア: 新書


タイトルを見て一瞬なぜか「中国を舞台とした歴史小説か?」などと思ってしまい素通りしそうになったのだが、帯に書かれていた推薦文に目が止まり、立ち止まった。宮部みゆきさんや貴志祐介さんが推薦している。

あらすじを見て気になった私は、文庫本の棚のコーナーに行き、同じ作者の本を探した。そして「華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)」と同じ世界の書かれている、先に出されていた短編である本書「魚舟・獣舟 (光文社文庫)」を手に取り、買うことにした。

読んで満足している。
すごい作家を掘り当てたものだ(私が知らなかっただけだが)。

正直な感想をいうと、好きな作品と嫌いな作品が分かれる。

好きな作品
・「魚舟・獣舟」
・「くさびらの道」
・「真朱の街」

面白くなかった作品
・「饗応」
・「ブルーグラス」

好きでない作品
・「小鳥の墓」

面白くなかった作品というのは、つまり面白さがわからなかった、ということだ。よくわからない。何が悪いわけではない。何を楽しめばいいのかわからなかった。「この話の楽しみ方は、こうなんだよ」というのがあったら教えて欲しい。

好きでない作品にあげた、「小鳥の墓」は、しかし、凄い作品であることは認める。ただ、私には合わなかった。この登場人物たちが。
しかし、非常に不思議で自分でも理解できないのだが、この話が好きでないにも関わらず、この話と類する話「火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)」を読んでみようと思っている。
火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)

火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 文庫


「小鳥の墓」は、著者のデビュー長編小説「火星ダーク・バラード」の前日譚なのだそうだ。解説を書かれた山岸真さんによると、<より正確には、長編の中で強烈な存在感を放っていた重要な脇役の、少年時代の物語。>ということだ。

私は短編小説(中編と言ってもいいくらいのボリューム)の「小鳥の墓」を好きでないくせに、その続きたる長編小説の方まで読もうと思っている。このモチベーションがどこから湧いてくるのか分からない。どうせなら、最初に興味を持った「華竜の宮」を読みゃいいのに・・・。


つまり、この作家は、すごい引力を持った作家なんだと思う。その引力に私は吸い寄せられる。

タグ:魚舟・獣舟
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聖家族と火焔 [読書]

冬は何げに読書の季節だ。
年末年始に、重厚な長編小説を読むべきか。それとも、手軽な短編集を読むべきか。

時間があるのであれば、長編小説をおすすめしたい。

短編ならいつでも読めるからね。

今回は東北にフォーカスして、何冊か紹介しよう。

聖家族


聖家族

聖家族

  • 作者: 古川 日出男
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/09/26
  • メディア: 単行本


もうこれは、すごい実験的小説。
そして、長い・・・。
分厚い。
こんなのは通勤通学電車では無理!持ち運び不可ですよ。
内容紹介はアマゾンから引用しよう。
「異能の者を輩出しつづける青森の名家・狗塚家。平成X年現在、孫たちは三人。半ば人ならざる存在の長男・牛一郎。死刑囚となった次男・羊二郎。胎児と交信する妹・カナリア。「異能の者」とは何か?「天狗」とは?「家族」とは?「故郷」とは?「日本」とは?排除され流亡せざるをえなかった者たちが、本州の果て・東北の地で七百年にわたり繋いで来た「血」と「記憶」。生の呪縛と未来という祝福を描く、異形の超大作。 」

異形・異色の作品であることは間違いない。

じゃあ面白いのか?
それが微妙なのである。面白いのとは違う。

文章も物語の展開の仕方も癖があり、何が何だかわからんくなる。

しかし、そんな作品を私は貪るように読み、熱中した。読後もしばらく頭の中を占拠され、いわばとり憑かれたようなものだった。

歴史小説ではない。民俗学的な、地方の因習を扱った小説ではない。ミステリーではないし、ファンタジーでもホラーでもない。

「妄想の東北史」である。

何だろう、この小説は。
時間のある時にしか、読めない作品だ。おそらく人生でこの小説を読む機会は、そう多くない。アマゾンのレビューでも読んで気になったら、せっかくだから一度読んで見ることをお勧めする。

次。

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)


火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

  • 作者: 高橋 克彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/10/16
  • メディア: 文庫


先日も紹介したが、蝦夷の英雄アテルイを主人公にした歴史小説。
これは面白いし、年明け以降にNHKでドラマ化される。

蝦夷というと、「東北以外の人には関係ない」と、そう思うかもしれない。

だが、それは間違っている。

蝦夷の人々は俘囚といって、囚われて各地に住まわされた。

また一方、ヤマト朝廷に属する国の人々も、兵として東北に連れて行かれたり、移住させられたりした。

あなたの祖先が、どういう遍歴によって現在の土地に住み始めたのかなんて、わからない。ずっと武士の家系だと思っていても、父親の母親の父の母の母の父の、そのまた父は養子として他家から来たのかもしれないのだ。

さて、このアテルイの物語の面白いところは、彼らの熱い姿にある。千年以上前に起きた東北を中心とする戦い。消えてなくなりそうだったこの英雄を現代に蘇らせた高橋克彦氏は偉いと思う。

吉川英治文学賞を受賞した長編小説。上下巻。読みやすく歴史小説に馴染みのない人でも大丈夫。この冬ぜひ。
タグ:聖家族 火怨
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日本人が日本人たる血・・・「火怨・北の英雄 アテルイ」 [読書]

「東の夷の中に、日高見国有り。その国の人、男女並に椎結け身を文けて、人となり勇みこわし。是をすべて蝦夷という。また土地沃壌えて広し、撃ちて取りつべし」
-日本書紀の景行天皇条 陸及び東方諸国を視察した武内宿禰の報告。

非上場で有名な某洋酒メーカーが、傘下の企業を上場させる予定だという。時価総額は1兆円規模、上場で得られる資金は約5000億円にものぼるとみられるそうだ。

とてつもない金額だ。

ちなみに中核企業は創業家一族が株式の9割以上を保有している、オーナー企業だ。

最近では商品紹介ページにおいて日本海を“韓国 / 東海(日本海)”と表記して大騒ぎとなったが、私がこの会社について別の、ある出来事を思い出す。

80年代の話だ。

当時、首都移転についての議論が盛んに行われていて、候補地の1つに東北の地方都市が名乗りをあげていた。
当時、同社創業家一族の社長が、テレビの討論の中で、この件についてこう語った。

「仙台遷都などアホなことを考えてる人がおるそうやけど、(中略)東北は熊襲(くまそ)の産地。文化的程度も極めて低い」

この発言により、東北地方で同社の不買運動が起こった。

おそらく、この社長にとってこの発言は本心だったのだと思う。ついうっかり、で出るような言葉ではない。ちなみにこの創業一族は関西の人間。我らこそが大和、本来の都である、という考えがあるのかもしれない。

ちなみに、発言の中にある熊襲というのは、間違いである。熊襲は九州、東北であれば蝦夷(えみし)だろう。どちらも、かつてヤマト朝廷と戦った人々だ。蝦夷からヤマトに攻め込んだわけではない。一方的に簒奪されたのだ。それなのに千年たってもこんな言われ方では、無念この上ないだろう。

一方的に簒奪、とは書いたが、蝦夷は奪われるだけではなかった。限られた兵力で、何倍もの軍隊を追い返したりもしている。

その蝦夷たちのリーダーとして活躍した人物に、英雄、阿弖流為(アテルイ)がいる。蝦夷たちをひきいて、なんども朝廷軍を撃退した。自分たちの何倍もの大群を撃退したのである。

やがて朝廷は、坂上田村麻呂を征夷大将軍として投入する。

そして・・・。

このアテルイの物語が来年NHKでドラマ化されるらしい。
・「火怨・北の英雄 アテルイ伝」

この原作は東北出身の作家・高橋 克彦氏による「火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)」だ。

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

  • 作者: 高橋 克彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/10/16
  • メディア: 文庫


高橋克彦氏は岩手出身であり、かつて別の作品で、登場人物に次のようなセリフを言わせていた。

「愛国心が失われたからだよ。中でも東北が一番悲惨だ。明治以来このかた、特に虐げられてきている。戦争でも常に前線に送られ、東北の生まれを隠そうとする人間までいる。東北出身で得をすることはほとんどない。これでは日本への愛国心どころか、生まれ故郷への愛着もなくなって当たり前だ。かつての栄光を、東北の人間が信ずれば……」

最近、“日本って素晴らしい”関連の本をよく見かける。
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)
日本人が世界に誇れる33のこと
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)
日本人が世界に誇れる33のこと
日本人こそ知っておくべき世界を号泣させた日本人
なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか

「最近、色々なことがあって日本は大変だけれど、本当はすごいんだよ」ということを教えてくれる。

そして、それは郷土も同じだ。東北には誇れる歴史がある。

ちなみに、私は蝦夷の子孫でもなければ、東北に住んだこともない。
そして、高橋克彦氏は岩手のご出身だが、蝦夷の末裔というわけではないらしい。

このあたりはかなり複雑で、囚われた蝦夷たちは俘囚として全国に散らばっているし、反対に、東北以外に住んでいた人達も、兵として、あるいは開墾者、移住者として、時に強制的に住まわされたりしている。

つまり、東北に住んでいようがいまいが、私たちの血の何分の1かは、蝦夷の血が流れている可能性があるのだ。

この血は、中国人や朝鮮人との違いでもあり、日本人が日本人たる血でもある。
(ちなみに、人気のある坂上田村麻呂は、実は遡れば渡来系だったりもする)

とまぁ、色々とグタグタ書いたが、この火焔・アテルイはぜひ見て欲しい。

私は小説を読んだが、これは感動する。

上下巻ありボリュームもそれなりにあるが、量はまったく苦にならない。時代を駆け抜けたアテルイたちに思いを馳せ、ページをめくる手が止まらない。

読んでいる当時、仕事が忙しかったこともあり、上巻を読み終えたところで下巻を読むかどうか迷った。少し間をあけようか、もう少し暇になってから読もうかと。しかし結局はすぐに手をつけてしまい、下巻は上巻以上のスピードで読み終えてしまった。

私たち日本人の源流にふれる名著である。

この冬、ぜひ読んでみることをお勧めする。
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江戸時代の地震の揺れの長さ [読書]

このブログの1つ前の記事を書いている時に、ちょうど地震が発生した。
・歴史の愉しみ方
三陸沖で発生した地震で、地震の規模はマグニチュード7クラス。外国ではM5で死者が多数出る大地震であり、マグニチュードは1増えると30倍になるというから、相当大きな地震だと思う。
ただ陸から離れた場所だったので、最大震度は5弱という、東日本大震災以降の巨大余震に慣れきった我々からすれば、割と目にする規模の地震となった(とはいえ、慣れないけど)。



私は首都圏にいるのだが、揺れはさほど大きくはなかったものの、長く揺れが続く気持ちの悪い地震だった。

この時ブログで紹介していた本は歴史に関係するものだが、実はこの本には地震についてのことに1つの章が充てられている。

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)


歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)

  • 作者: 磯田 道史
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2012/10/24
  • メディア: 新書


なんでも著者である磯田さんは、東日本大震災によって古文書好き(専門家)という視点からの防災に目覚め、次なる大地震・大津波の大きな候補地でもある浜松へと仕事場を移してしまわれたらしい。

このプロ根性、恐れいる。

行動がぶっ飛んでいる。

で、江戸の時代の大地震について書かれているのだが、これまた面白い。

地震の揺れがどのくらい続いたのかを調べようと思い立つ。
しかし、江戸時代というのは時間の単位に秒単位はない。それを古文書から関連しそうなものを探し、調べ、行動を再現(笑)し、大まかな時間を推測する。

そして、江戸時代に起こった大地震が、相当長く揺れたのではないかという推測をたたき出す。

著者はこうして、歴史の専門家という見地から、防災の警鐘を鳴らすつもりらしい。
まったく、たいしたもんだ。

一方の私はというと、この本についてのブログを書きながら地震に揺られ、この本の地震ネタに触れることも脳裏をかすめたものの、地震に酔わされて断念する始末。まったく情けない・・・。
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